2008年5月27日火曜日

第4回 宇宙基本法: その成立の経緯と問題点および科学者の社会的責任

2008年公開市民講座戦争マシーンを止めよう!
~「産軍学複合体」の現実に迫る~

第4回 宇宙基本法: その成立の経緯と問題点および科学者の社会的責任

  周知のように、「宇宙基本法」が十分な審議時間をとることもなく、自・公・民の賛成多数により衆・参両院を通過しました。この法律は、これまでの日本の宇宙政策の基本である「宇宙の開発と利用は平和の目的に限る」とした1969年の衆議院決議を変更しようとするものです。その裏には、疲弊している宇宙産業界を軍需によって救おうという日本経団連、我が国独自の偵察衛星を持ちたい政治家と官僚、米国のミサイル防衛の要請に応えたい政財界の、それぞれの思惑が隠されています。
 今回の講座では、宇宙基本法成立にいたる経緯とそれがもたらす日本の宇宙政策の変化について分析します。さらに激変しつつある工学者・理学者と社会の関わり方の現実の問題点を指摘し、そのあるべき姿について考えます。
(参考サイト⇒http://homepage2.nifty.com/space_for_peace/ 引き続き、反対署名にご協力お願いします。)

■日時: 6月14日(土) 午後2時~5時(1時半開場)
(開始時間が変更になりましたので、ご注意ください)  
■講演:  石附澄夫さん(国立天文台)
■場所: 東京麻布台セミナーハウス (大研修室)
(地図⇒ http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.html )
■資料代 500円

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◎講座の今後の予定
□第5回 7月19日(土) 午後2時~5時(1時半開場)
「座談会 産軍学複合体をめぐる論点整理」(仮)
□中野憲志、杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)、石附澄夫さん他
□東京麻布台セミナーハウス (大研修室)
講座は秋にも予定しています。詳細は追って告知致します。

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■賛同人: 有賀精一、木村 朗(鹿児島大学教員)、佐原徹哉(明治大学教員)、清水雅彦(明治大学講師)、竹峰誠一郎(大学院生)、田中利幸(広島平和研究所教授)、南雲和夫(法政大学講師)、藤岡美恵子(法政大学・同大学院講師)
■主催: 平和力フォーラム(東京造形大学内・前田朗研究室)
■講座事務局 前田朗 e-mail: maeda@zoukei।ac।जप
中野憲志(先住民族・第四世界研究) e-mail:critique@nakano-kenji।net

アイヌ、ジュマ、ビルマの先住民族・マイノリティとともに~首都圏のアイヌ、滞日外国人の中の先住民族との出会い2008~

アイヌ、ジュマ、ビルマの先住民族・マイノリティとともに
~首都圏のアイヌ、滞日外国人の中の先住民族との出会い2008~

  「先住民族」ときいてまっさきに思い浮かぶのはアメリカの先住民族やオーストラリアのアボリジニでしょうか?あるいはアイヌの人びとが住む北海道でしょうか?
 「先住民族問題」は首都圏に住む私たちにもけっして無関係ではありません。首都圏にもアイヌの人びとが暮らし、アイヌ民族の権利を求めて活動しています。また、アイヌの人びとと同じように自分たちの土地・資源を不当に奪われ、多数派民族に差別されてきた歴史をもち、虐殺や暴力を逃れて海外から日本にやってきた先住民族や、マイノリティの人びとも数多く暮らしています。 国こそ違え、これらの人びとは同じ不正義や差別に対して声を上げ、日本社会への訴えを続けています。その声に一緒に耳を傾けてみませんか?
 首都圏に住むアイヌ、バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯の先住民族ジュマ、ビルマの先住民族のチンおよびマイノリティのロヒンギャの人びとと出会い、ともに語り合う場にぜひお出かけください。

日時:  2008年6月15日(日) 午後2時~5時半
場所:  明治学院大学白金キャンパス 本館2階1255教室  東京都港区白金台1-2-37 
     (東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線 白金台・白金高輪駅/都営地下鉄浅草線 高輪駅    下車、各徒歩7分)     
   地図:http://www.meijigakuin.ac.jp/access/index.html
参加費: 800円

プログラム:
●AINU REBELS(アイヌレブルズ)によるパフォーマンス 
*AINU REBELS・・・首都圏に住むアイヌの若者が結成したグループ。アイヌ伝統の舞踊・歌に独自の感性でアレンジを加え、新たな表現に挑戦している。
●バングラデシュのジュマ民族から
ディプティ・ションコル・チャクマ(2007 年難民認定)「なぜ私は東京にいるか」
●ビルマの先住民族・マイノリティから
在日チン民族協会の代表ゾーミントゥー(在日ビルマロヒンギャ協会)
●アイヌ民族から  
長谷川修(アイヌウタリ連絡会)「国連先住民族権利宣言と首都圏のアイヌの運動」  
*プログラムは都合により変更される場合があります。ご了承ください。

■ジュマとはバングラデシュ東南部のチッタゴン丘陵地帯に住む先住民族の総称。1970年代以来、先住民族の文化と人権を無視するバングラデシュ政府と対立が高まり、武力紛争に発展。97年に和平協定が結ばれたものの、協定の多くは実施されず、いまも軍による虐殺やレイプ事件などが頻発している。日本でも迫害を逃れてやってきたジュマの人びとが難民認定を求めている。
■ビルマの先住民族/マイノリティとは民主化運動への軍事政権による武力弾圧が続いているビルマは多民族国家であり、連邦の成立以来、独立や自治を求めてたたかっている先住民族/マイノリティが存在している。政府軍は先住民族/マイノリティの土地で一般住民に武器・弾薬を運ばせたり、強制労働に狩り出したり、女性を性奴隷にするなどの人権侵害を引き起こしている。多くの人びとが難民となって国外に逃れ、日本にも多くのビルマ難民が暮らしている。

主催: 6・15イベント実行委員会
(実行委員: 下澤嶽(ジュマ・ネット代表)、松田みどり(ジュマ・ネット事務局)、木村真希子(市民外交センター)、藤岡美恵子(法政大学・同大学院講師)、中野憲志(先住民族・第四世界研究)(5月10日現在))
後援: 明治学院大学国際平和研究所
賛同団体/賛同人: 開発と権利のための行動センター、市民外交センター、ジュマ・ネット、反差別国際運動(IMADR)、平和力フォーラム、ほっかいどうピースネット、ヤイユーカラの森越田清和(さっぽろ自由学校「遊」理事)、津田仙好(グループ“シサム”をめざして(首都圏))、武者小路公秀(元国連大学副学長、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長)(5月10日現在 50音順)

連絡先: 6・15イント実行委員会 6.15event@gmail.com