2012年5月26日土曜日

いま、ほんとうに何がおきているのか

いま、ほんとうに何がおきているのか
~福島県内・千葉県東葛地域(放射線量の高い地域)の活動報告会を開催します~


主催: NPO世界快ネット
日時: 2012年6月24日 15時~16時30分
場所: 富坂キリスト教センター 1号館 会議室(営団地下鉄後楽園駅、東京メトロ春日駅から徒歩10分)

報告者:橋本俊彦(福島三春町), 我妻啓光・青木冨美子(千葉県東葛地区)
参加費:無料
問合せ:03-3814-2290 (世界快ネット・秋野)

3.11被災後、福島県の三春で治療室を開業する、快ネット会員の橋本俊彦さんを中心に、快ネットでおこなってきた、福島や関東各地での放射能対 策相談会の報告会を開きます。

 橋本俊彦さんは、福島県内で延べ1000人以上の放射線被曝に悩む人々に向けた講演会・放射能対策講座・健康相談会を開催するなどの活動をお こなってきました。
 また、関東の高線量地域の千葉東葛地区には、快ネット会員が出向き、放射能の影響を心配するご家族の相談会を定期的におこなっ てきています。
 その中から見えてきた、相談者の健康状況や生活の困難さの現状、そして快ネットの手当としてきた薬草茶、手作り酵素などによって、どのように乗り 切れるか、現場から報告します。

 これから続いていくだろう放射能汚染環境のなかで、何がほんとうで、どのようにとらえたらよいのか。
 どのように生活していけばよいのか。
 わたした ちにできることは何なのか。
 みなさんと共に考えたいとおもいます。
 たくさんの方々のご参加をお待ちしています。

・・・
 知人の橋本俊彦さんから連絡を頂いた。
 私も「当事者」の一人として、ぜひ参加したいと思っている。
 東京近辺の企画の告知ばかりで申し訳ないが、関心のある人はぜひ参加を。

2012年5月15日火曜日

震災と放射能汚染後をどう生きるのか~ふくしまフォーラム/ 講演会「チェルノブイリ法」への道のり:その成果と課題

震災と放射能汚染後をどう生きるのか~ふくしまフォーラムを支援する集い~

日 時:2012年5月25日(金) 18 : 30?21: 00
会 場:文京シビックセンター5階会議室A+B
     東京メトロ 後楽園駅(丸の内線・南北線)都営地下鉄春日駅(三田線・大江戸線)
   http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
参加費:500円     
主 催:「ふくしまフォーラム」首都圏世話人会
連絡先:090-1665-7838(茂住)   fukushima_socialforum@yahoo.co.jp

《スピーカー》
長谷川秀雄 (ふくしまフォーラム代表、いわき自立生活センター理事長)
木幡ますみ (大熊町の明日を考える女性の会代表)
木幡仁   (大熊町前町議、大熊町前町長選立候補者)

 震災・津波被害そして放射能汚染のもとにある状況において、私たちはどのように生き、将来を構想していけばよいのでしょうか。この問いについて話し合うために、6月30日~7月1日、福島県いわき市で「震災と放射能汚染後をどう生きるのか」ふくしまフォーラムが開催されます。首都圏からも積極的に参加し、ふくしまフォーラムを支援していきたいと思います。
 その一環として、ふくしまフォーラム代表の長谷川秀雄さん、大熊町から会津若松に避難されている木幡ますみさん、木幡仁さんに来ていただき、お話しを聞くことになりました。

 長谷川さんが理事長を務められている自立生活センターの隣には広野町の仮設住宅が広がり、自立生活センターは、仮設住宅に住んでらっしゃるかたの歓談の場になっています。長谷川さんには、ふくしまフォーラムを開催する意義などについて話していただきます。 木幡ますみさんは、会津若松に避難している大熊町の女性たちと会を立ち上げ、メッセージを発しています。木幡仁さんは、昨年11月の大熊町町長選に、町民集団としての移住保障と移住先での雇用・生活保障を政府に求めて立候補されました。お二人からは、避難の現状と共に避難された皆さんへの思いなどについて話していただきます。
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「震災と放射能汚染後をどう生きるのか」ふくしまフォーラム概要
http://fukushima.socialforum.jp/

日 時:2012年6月30日(土)10 : 30~19 : 00/7月1日(日)  9 : 30~12 :30
会 場:いわき市文化センター大ホール・会議室、労働福祉会館など  資料代:1,000円
主 催:ふくしまフォーラム実行委員会
後 援:いわき市、いわき市社会福祉協議会、いわき明星大学、東日本国際大学、福島民友新聞・福島民報新聞いわき支局、いわき民報社、日々の新聞社、朝日新聞・毎日新聞・読売新聞いわき支局

連絡先:NPO法人 いわき自立生活センター
Tel:0246-68-8925 Fax:0246-68-8926 
e-mail:fukushima_socialforum@yahoo.co.jp

【 全体会の問題提起 】
 避難者の生活について/障がい者の視点からみた防災計画/東京電力への賠償請求について/もどる、もどれるのか 相双地区住民のこれから
【 分科会テーマ 】
 障がい者にとっての東日本大震災/津波と原発事故の避難者支援の現状/廃炉と除染作業に従事する労働者の被ばく/いかに被ばくをしないか/内部被ばく/子どもへの影響/避難先での県人会結成や支えあいの取り組み/食の安全/免疫力を高めるメニュー/新エネルギー/健康を守る、しかし医療・介護の人材流失をどうする/放射能汚染と農業/放射線についての教育をどうする、など
問題提起者:
 中手聖一さん、鈴木絹江さん、海渡雄一さん、色平哲郎さん、木幡仁さん、双葉郡住民、他
※ ふくしまフォーラムの成功のために寄付金を集めています。ご協力をお願いします。
  郵便振替口座 (口座番号)0110-8-567786 (加入者名)いわき社会フォーラム

*なお首都圏から「ふくしまフォーラム」参加される方々のために、東京からバスを用意しております。7/1終了後は、バスでスタディツアーを予定しており、Jビレッジ近くまで行き、帰りは、広野町インターから帰京します。宿泊も手配しておりますので、必要な方は早目にご連絡ください。

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講演会「チェルノブイリ法」への道のり:その成果と課題~アレクサンドル・ヴェリキン氏を迎えて~

5月17日@衆議院第二議員会館
5月18日@福島アオウゼ
5月20日@東京・綾瀬
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/5171820-40d1.html

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 チェルノブイリ事故後、5年の歳月を経て制定された「チェルノブイリ法」。追加放射線量年1ミリシーベルト以上の地域が「避難権利ゾーン」として認められ、在留者、避難者双方に支援を行う、先進的な内容でした。
 このたび、モスクワに本部をおくロシア・チェルノブイリ連合の副代表のアレクサンドル・ヴェリキン氏を迎えた講演会を開催します。同氏は、原発事故後の復旧作業に従事し、のち、チェルノブイリ法の制定の立役者となりました。
 今国会で原発被災者の支援のための法律が審議されていますが、「避難の権利」を確立し、実効性の高い具体的な支援策を一刻も早く実現させるためにも、チェルノブイリ法から学びながら議論を深めたいと思います。

【東京・綾瀬講演会】5月20日(日)14:00~16:30
会場:足立区勤労福祉会館第1ホール(綾瀬駅西口綾瀬プルミエ内)
http://www.adachi-kinpuku.co.jp/company.html 
参加費:700円

院内集会】5月17日(木)17:00~19:00
会場:衆議院第二議員会館 多目的会議室
(最寄駅:東京メトロ永田町、国会議事堂前)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm 
参加費:700円

◆主催団体:
国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)

◆協力団体:
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、任意団体peach heart、
福島避難母子の会in関東、エコロジー・アーキスケープ、
こどもふくしま緊急支援チーム国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、
ハーメルン・プロジェクト、福島の子どもたちとともに・世田谷の会、
福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクト、脱原発福島ネットワーク、
ハイロアクション福島原発40年実行委員会、
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク、チェルノブイリ子ども基金

◆申込み
下記のフォームよりお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/f80ecf3a28931 
または、ファックスにて(1)ご氏名、(2)ご連絡先、(3)参加される講演会の日を下記宛にご送付ください。

◆問い合わせ先
国際環境NGO FoE Japan 担当:渡辺 
Tel: 03-6907-7217(平日10:00~20:00) Fax: 03-6907-7219
090-6142-1807(満田)

※5月18日に同じ内容で福島講演会を開催します。
こちらもぜひどうぞ。福島にお住まいの方にぜひご紹介ください。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-6d70.html

【福島講演会】5月18日(金)18:00~20:30
会場:A・O・Z アオウゼ多目的会議室(MAXふくしま4F)
参加費:500円

※参考情報
★Q&A 原発事故被害者のいのちと暮らしを守る立法
http://www.foejapan.org/energy/action/120427.html 
【Q&A 原発事故被害者のいのちと暮らしを守る立法
今国会に与野党から、原発事故被害者を支援する法案が提出されました。市民団体などが、早期制定を求めている「支援法」をやさしく解説しました。ぜひご覧ください。

2012年5月12日土曜日

イスラーム社会の変革の胎動とNGO~「イスラーム的価値」の社会的実践から学ぶ~

【〈NGOと社会〉の会 2012年連続シンポジウム】

イスラーム社会の変革の胎動とNGO~「イスラーム的価値」の社会的実践から学ぶ~

 かたくなな主義の主張と暴力、そして圧政と人権侵害・・・。
 欧米諸国や日本におけるイスラームやムスリム(イスラーム教徒)をめぐる言説は、これらの否定的なイメージに彩られています。そして、国際社会の介入・援助による「改革と民主化」が不可避であるとの思考法に私たちはとらわれてはいないでしょうか。
 しかし、こうした偏った情報への接し方や思考法によって私たちの眼から遠ざけられているものがあります。その一つが、イスラーム圏において国際的なネットワークを構築しながら、平和・開発・人権・人道支援などの分野で活動するムスリムの非政府系組織(NGO)の存在です。

 イスラーム社会の中でNGOは、今、どのような社会的役割を果たしているのか?
 また「イスラーム的価値」はその活動にどのように活かされているのか?
 そして非イスラーム圏に生きる私たちは、こうしたイスラーム社会のNGOやその活動から何を学ぶことができるのか?

 これらの問いは、さらにイスラーム世界に対する日本の「援助」政策の再考を迫る問いへと発展します。
 イスラーム社会を対象にした欧米や日本の政府開発援助(ODA)は、これまでイスラーム社会の市民組織やNGOにどれだけ目を向けてきたのか、また平和を求め、異文化との共生を志向する「イスラーム的価値」の広がりにどの程度貢献、あるいは阻害してきたのか?―――。

 〈NGOと社会〉の会では、6月と10月、法政大学国際文化学部との共催の下、これらの問いを考えるヒントを探るものとして、二回にわたるシンポジウムを開催します。ぜひ、ご参加ください。

■第一回■
「アラブの春」以後の日本のアフガニスタン支援を考える
~覇権・介入主義を超えるイスラーム社会とのつながりを求めて~


□日時: 6月16日(土) 午後2時~5時半(1時半開場)
□場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス(JR/地下鉄 飯田橋駅下車)  58年館6階 867教室
(地図→http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/ichigaya.html

□講演:
「「アラブの春」以後のイスラーム社会の変容をどう捉えるか」
  臼杵陽(日本女子大教員)
「アフガニスタン社会とイスラーム文化 ~イスラーム的価値とは何か」
  レシャード・カレッド(医師。NGO「カレーズの会」理事長)
□参加費: 500円(資料代込・法政大学生は無料)

□司会: 藤岡美恵子(法政大学・大学院非常勤講師)
□コ―ディネータ: 中野憲志(先住民族・第四世界研究)

【講演者紹介】
臼杵陽(うすき あきら)
パレスチナ/イスラエルを中心とした中東地域研究。日本女子大学教授。著書に『アラブ革命の衝撃  世界でいま何が起きているのか』(青土社、2011年)、『イスラームはなぜ敵とされたのか』(青土社、2009年)など。

レシャード・カレッド
アフガニスタン・カンダハール生まれ。1969年来日。京都大学医学部卒。1993年から静岡県島田市で開業医。2002年、アフガニスタン復興支援のためNGO「カレーズの会」を設立。現地に診療所と学校を建設し、医療・教育支援を行う。京都大学医学部臨床教授。

【連絡先】
㈱新評論編集部・〈NGOと社会〉の会事務局
Tel.03-3202-7391/Fax. 03-3202-5832

■第二回■
 イスラーム社会のNGO~その多様性と実践に学ぶ


□日時: 10月27日(土) 午後2時~5時半
□場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス(会場未定)
□発題:

・「イスラーム社会における「市民社会」の台頭:その特徴とパレスチナ問題への影響」
  イヤース・サリーム(パレスチナ・ガザ地区出身。元中部大学講師/同志社大学大学院博士課程)
・「イスラーム的慈善制度とは何か」
  子島進(東洋大学教員)
・ 「アフガニスタン社会と人びとから学んだこと――人道支援活動に関わって」
  長谷部貴俊(日本国際ボランティアセンター[JVC] )

【講演者紹介】
○イヤース・サリーム
パレスチナ・ガザ地区出身。国際援助ワーカーとして10年以上の経験を持つ。現在、トルコを中心としたイスラーム社会におけるNGOの研究を行っている。

○子島進(ねじま すすむ)
文化人類学、南アジア地域研究、イスラームと開発をめぐる問題を中心に研究。イスラーム的な価値観に根ざしたNGO活動に関心をもつ。東洋大学准教授。著書に『現代パキスタン分析―民族・国民・国家』(岩波書店、2004年。共著)など。

○長谷部貴俊(はせべ たかとし)
日本国際ボランティアセンター(JVC)アフガニスタン現地代表。日本アフガンNGOネットワーク調整員も兼務し、現地での事業運営と政府への提言活動などを行う。

・・・
 皆様へ。
 この間、新刊本とシンポジウムの準備などによってブログが更新できませんでした。謹んでお詫びします。
 この状態は今しばらく続くかと思われますが、可能な範囲で更新にも努力したいと考えています。
 ご理解のほどをお願い致します。
 中野憲志

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5/18
・イスラム教徒攻撃は容認され得る 米軍参謀大学が講義
 米統合軍参謀大学(バージニア州)で、一般のイスラム教徒に対する無差別攻撃が容認され得るとの講義が行われていたことが17日までに明らかになった。「前例」として第2次大戦時の広島や長崎への原爆投下、東京やドイツ・ドレスデンの空襲を挙げた。 オバマ大統領は「イスラム教とは戦争しない」としているが、米軍内ではこの方針に矛盾する教育が行われていたことになる。原爆を前例にしていたことと併せ、批判が上がりそうだ。
 統合参謀本部は適切な内容ではないと認め「講義は既に中止している。米軍内の教育や訓練のカリキュラムの内容を点検する」としている。【ワシントン共同】