2014年8月2日土曜日

『福島と生きる』メールマガジン 第19号

『福島と生きる』メールマガジン 第19号
――息長く〈福島〉とつながり続けるために――
2014年8月2日発行(不定期刊)
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―目次―
◆イベント情報
◆活動・キャンペーン情報
◆保養情報
◆次号特別号予告
◆ニュースクリップ

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◆イベント情報(イベント情報は変更されることもあります。必ず主催者サイトでご確認下さい)
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1.「防災世界会議に向けてin福島」
  8月4日(月)17:00-19:00
  (福島市・福島大学うつくしまふくしま未来支援センター棟2F大会議室)
  ※来年 2015 年 3 月、宮城県仙台市で開催される「第3回国連防災世界会議」。
 この会議で「福島の声を世界に発信」するため、「第6回アジア防災閣僚級会議」の関係者による報告を通し、東日本大震災を経験した私たち「福島の人々が、声を発信していくことを参加者の皆さまと考えます。
  ※詳細: http://f-renpuku.org/archives/26227.html
  ※申し込み:ふくしま連携復興センター (info@f-renpuku.org、TEL:024-573-2732) 

2.「夏キャン自然体験」
  8月23日(土)-24日(日)現地集合1泊2日
  (福島県二本松市太田字布沢きぼうのたねカンパニー広場)
  ※放射能へのとりくみレクチャー、ワークショップ、野菜の収穫体験、交流会など
  ※参加費:大人 10,500円/学生 9,500円/小学生以下 5,000円(宿泊費、体験料、保険料含む)
  ※主催:きぼうのたねカンパニー株式会社
  ※予約・問い合わせ:m-sugeno@kibounotane.jp/FAX0243-47-3446
  ※詳細:http://kibounotane.jp/workshops/20140823.html

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◆活動・キャンペーン情報
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●原発いらない福島の女たちの記者会見の映像(7/3、外国特派員協会)
「7・3緊急!環境省抗議行動」で、同時に女たちの別働隊二人が「外国特派員協会」での記者会見をしました。そのときの貴重な動画です。フクシマの真実が地球の裏まで流れますように、皆さま、どうぞ世界中に拡散願います。
(黒田節子@原発いらない福島の女たちより)
http://onna100nin.seesaa.net/

川内原発の新規制基準適合性審査
――原子力規制委員会による審査書案に抗議する共同声明(7/16)
http://www.foejapan.org/energy/news/140716.html

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◆保養情報
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「ほよ~ん相談会」
※各地の保養情報、受け入れ活動の情報など
http://hoyou.isshin.cc/

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◆書籍の紹介
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酪農家・長谷川健一が語る までいな村、飯舘』(長谷川健一+長谷川花子)
http://www.pen.co.jp/index.php?id=732
 ※東電に慰謝料の支払いを求め、今秋にも原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続きを申し立てる飯舘村の村民約2500人の代表、長谷川健一さんの本。

「2011年3月11日に起きた東日本太平洋沖地震、あの大地震から3年が経ちました。東京電力福島第一原発での事故で全村避難を余儀なくされ、私自身も仮設住宅に移って、いまもなお避難生活が続いています。
 事故以来、どこにでもカメラをもって行って記録を撮り続けています。その数は写真が1万点を超え、ビデオも300本を超えました。つたない素人写真では ありますが、飯舘村民としてみなさんに知ってもらいたいことを凝縮した作品ばかりです。私の妻、長谷川花子にも仮設住宅の暮らしについて一章を分担しても らいました。」(「はじめに」より)

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◆次号特別号予告(8月下旬発行予定)
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インタビュー
竹内俊之さん・藤岡恵美子さん(ふくしま地球市民発伝所(福伝)
               /元JANIC福島事務所)
  ――「福島の教訓」を伝え、地球規模の世直し運動へ(仮)

<目次(仮)>
I 支援のあり方をめぐる教訓
  支援者の姿勢と被災地のニーズ
  支援活動が及ぼす負の影響
  日本の南北問題構造を変えていくために
  「地域開発」型の支援を超えて
II 福伝がめざすもの
  世界に伝えたい「福島の教訓」
  世界防災会議に向けて
  社会のあり方を問う

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◆ニュースクリップ
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福島第1原発:汚染水年度内浄化、困難に アルプス不調で
毎日新聞 2014年8月2日http://mainichi.jp/feature/2011031/news/20140802k0000m040161000c.html
 東京電力福島第1原発に保管されている汚染水について、東電が目標としていた今年度内の全量浄化処理が達成困難なことが1日、分かった。汚染水から放射性物質を除去する多核種除去装置「ALPS(アルプス)」が計画通りに稼働できていないためで、東電も現状では処理が間に合わないことを認めた。
 汚染水を巡っては、原子炉建屋への地下水流入を防ぐ凍土遮水壁の建設準備でも手間取っており、汚染水低減対策の難しさが改めて浮き彫りになった。(後略)

検察審査会:福島原発告訴団が「市民常識にかなった決定」
毎日新聞 2014年7月31日 http://mainichi.jp/select/news/20140731k0000e040244000c.html
 東京電力福島第1原発事故を巡り、東京第5検察審査会が31日、業務上過失致死傷の疑いなどで告発され、東京地検が不起訴とした東京電力の勝俣恒久元会長(74)ら元東電幹部3人について、「起訴相当」とした議決。
 「市民の常識にかなった決定で、感動的な内容。よくぞここまで踏み込んでくれた」。
審査を申し立てた「福島原発告訴団」の河合弘之弁護士は31日、東京・霞が関で会見し、議決内容を持ち上げた。(後略)

福島第1原発事故 除染目安、毎時0.3〜0.6マイクロシーベルト 環境省、空間線量を緩和
毎日新聞 2014年7月31日 http://mainichi.jp/shimen/news/20140731dde001040075000c.html
 環境省は、東京電力福島第1原発事故による追加被ばく線量を年間1ミリシーベルト以下に抑えるための除染の目安を見直すことを決めた。これまで掲げてきた推計の空間線量「毎時0・23マイクロシーベルト」に代わり、実測値に即した「毎時0・3〜0・6マイクロシーベルト」とする。
 除染作業の効率化が期待される一方で、従来の目安を「安全基準」と受け止めてきた住民の戸惑いも予想される。(後略)

「国の提案、不十分」 中間貯蔵で大熊・双葉議会  
朝日新聞 2014年7月30日 http://www.asahi.com/articles/ASG7Y4Q6DG7YUGTB00B.html
 中間貯蔵施設の候補地を抱える大熊町と双葉町の議会は29日、施設に関する政府提案について意見を交わす勉強会を開いた。前日に政府が県側に新たに示した用地確保などに関する提案について、「一歩前進とは認められるが、まだまだ不十分」との認識で一致した。(中略)
 両議長によると、勉強会では、建設用地を地権者が手放さなくてもよくする「地上権」を認めることや、最終処分場にしないことの法制化について「一定の進展」と評価する意見が出た。一方、生活再建策や地域振興策といった金銭面での支援については「具体的内容が全くなく、判断しようがない」(千葉議長)との声が多かったという。
 今後について千葉議長は「国が再度の説明会をしないと我々は判断できない。
あくまで町民がどう思うかということが判断基準だ」と述べた。(後略)

いのち守れるか:原子力防災の課題 避難バス、視界不良 30キロ圏21道府県、
協定は3分の1 放射能汚染時、想定せず
毎日新聞 2014年7月30日 http://mainichi.jp/shimen/news/20140730dde041040041000c.html
 原発事故時に避難で使う交通手段確保に向け、原発から30キロ圏の21道府県のうち、バス会社の業界団体などと災害協定を結んだり、防災計画に業界団体の協力を定めたりしているのは7道府県にとどまっている。
 この7道府県も、運転手自身の被ばくの恐れなどもあって、原発から放射性物質が放出された場合の協力までは想定していない。事故時に住民がスムーズに避難できない恐れがある。(後略)

避難の飯舘2500人申し立てへ 東電に慰謝料求め、今秋
共同通信 2014年7月20日 http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072001001735.html
 東京電力福島第1原発事故で避難が続く福島県飯舘村の村民約2500人が、東電に慰謝料の支払いを求め、今秋にも原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てる。村民代表と弁護団が20日、福島県伊達市で記者会見し明らかにした。
 飯舘村は、原発事故から1カ月以上過ぎた2011年4月22日、計画的避難区域に指定された。避難まで村で生活を続け被ばくしたとして、1人当たり300万円の支払いなどを求める。
 村民代表の長谷川健一さん(61)は「ふるさとを汚された怒りは続いていると訴えたい」と話した。


『福島と生きる』関連サイト一覧
低線量被曝から子供たちを守るために 
 http://blog.canpan.info/miharu1126/
まつもとこども留学 
 http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/
原発いらない福島の女たち 
 http://onna100nin.seesaa.net/
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 
 http://kodomofukushima.net/
福島県有機農業ネットワーク 
 http://fukushima-yuuki.net/
農家娘の日々。--福島の大地にきぼうのたねをまく--
 http://ameblo.jp/yunosato-farm/
国際環境NGO FoE Japan
 http://www.foejapan.org/energy/news/index.html
シャプラニール=市民による海外協力の会
 http://www.shaplaneer.org/support/jishin_japan.php
日本国際ボランティアセンター(JVC) 
 http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/touhoku/
ふくしま地球市民発伝所 
 http://fukushimabeacon.net/
新評論 
 http://www.shinhyoron.co.jp/

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『福島と生きる』メールマガジン 第18号(2014年8月2日発行)
※『福島と生きる』メールマガジンは、『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』の共同執筆者の団体や活動の関連情報を発信していきます。
発行人=中野憲志・藤岡美恵子(『福島と生きる--国際NGOと市民運動の新たな挑戦』共編者)