2015年9月1日火曜日

「法の番人」が違憲の安保法制をしかる ~「戦争法案」を葬ろう 9.3集会

「法の番人」が違憲の安保法制をしかる 
立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会 共催

「戦争法案」を葬ろう 9.3集会


9月3日(木)午後5時~ 憲政記念館 講堂

宮崎礼壹(元内閣法制局長官)、
参院安保委からの報告

 日曜日の8月30日、国会を巨大な人の波がおおいました。地下鉄のホームから国会口へ登ることもままならずに霞ヶ関まで戻るしかなかったほどの人、人、人が 「9条を守れ!」「戦争法案は廃案!」「安倍政権は退陣!」と訴えたのです。 国会周辺に12万人、全国でも数百カ所で同様の集会やデモが展開されました。

 しかし、安倍政権はこのような国民の声を聞く考えは全くないようです。31日、菅官房長長官は「『戦争法案』『徴兵制の復活』などと宣伝されており、大きな誤解が生じていることはきわめて残念だ」と記者会見で語りました。  私たちが「誤解」をしているのか、それとも政府が「私たちをダマしているのか」。

 9 月3日は内閣法制局長官つまり「法の番人」だった宮崎礼壹さんに、自民党歴代政府と安倍政権の決定的な違いを話していただきます。宮崎さんは8月26日に 法曹界と学者が開催した記者会見で「ちょっぴりであろうと集団的自衛権はできない、が一貫した内閣の考え」「安保法案は手続き的にも立憲主義に反する、廃 案に値する法案」と明言され、その後の日比谷野音の集会でも同様な発言を行っています。 国会会期末まで4週間となったいま、これからが「戦争法案」を葬るための正念場です。
 毎週木曜の夕、連続して開催してきた集会ですが、3日は場所を議員会館から憲政記念館に移しての開催です。

この日は池田香代子(翻訳家)、間宮陽介(「学者」の会)、武井由起子(OVERSEAs)、市来とも子(立憲ネットワーク)、日弁連、宗教者の皆さんからアピールをいただきます。


◆国会内外の声をひとつにして「戦争法案」を廃案に


落合恵子(作家)、山口二郎(立憲デモクラシー)、各界アピール

9月10日(木)午後5時~ 憲政記念館 講堂

入場は無料。お問い合わせは江崎孝参院事務所(03-6550-0511、参‐511)
毎週木曜日は午後6時30分から国会前集会を行っています。ご参加下さい。
※立憲フォーラムからのメール情報をご希望の方は、rikken96@gmail.com までメール下さい。

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<8月30日記憶プロジェクト>

  まだまだ一昨日8月30日の国会前、そして連動して行われた全国規模の安保法案反対デモや抗議行動の熱が冷めやりません。Twitterや Facebookでは一人一人がメディアとなり、自分で撮影した画像や映像を投稿。新たに出てくる一つ一つの情報がパズルのピースとなって、2015年8 月30日がどれだけ歴史的な一日だったのかということが、さらに明らかになってきています。
 国会前は主催者発表では、当初の目標の10万人を超え、参加者が12万人にも及んだとのことですが、警察の厳しい規制で国会前に辿りつくのは無理と判断し た参加者も多く、日比谷公園、霞ヶ関駅、首相官邸、議員会館周辺、憲政記念館の中の公園にまで沢山の人が集い、抗議の声をあげていました。
 
そうした広範囲 に広がった人の波は、国会前の車道が人、人、人で埋め尽くされた空撮映像の写真でも表現しきれていません。雨にも降られ、まるまる半日にわたる長時間の抗 議活動だったため、人は入れ替わり、立ち替わりしていきましたから、そうした出入りをカウントすると、12時から19時までの間で、のべ人数では参加者は 35万人くらいになるのではないか、という見方も出ています。

 私は国会前近くの群衆の中にいた一人でしたが、当日の夜から翌日にかけて投稿された空撮の写真や記録映像を見て、その規模に改めて衝撃を受けました。
 しかも、国会周辺でこれだけの人数だったということは、370ヶ所以上で全国で連帯して行われたと言われる各地でのデモなどの参加人数を合わせると、一体、どれほどの人数になるのでしょう?!
まだまだ、歴史に残る1日の全貌を、私たちはまだ誰も把握できていないのかもしれません。

 そこで!
 IWJでは全国規模で連帯したデモなどの様子を特集としてまとめるプロジェクトを始動させることにしました!
  全国で行われたデモ、抗議行動の画像や映像などを現在スタッフ総出で集めています。
 そこで、全国にお住まいのみなさんの力もお借りしたい! みなさんが参加されたデモや抗議の画像や映像等、見聞、体験談、また、どこで誰が主催したものか、また参加人数は何人だったのかなど客観的なデータも助かります。情報をお寄せいただける方は、ぜひIWJまでご一報ください!
 2015年8月30日がどれだけ歴史的な日だったかを可視化し、私たちひとりひとりの記憶にしっかりと刻むことで、未来への希望へと繋げるそんなプロジェクトです。ぜひ、ご協力をお願いいたします!
 宛先はこちらになります。 office@iwj.co.jp